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2009年6月

2009年6月23日 (火)

ダリウォール先生の診断学セミナー

ダリウォール先生の診断学セミナーを開催しました

 さる6月19日,20日とカリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)からティアニー先生のお弟子さんである,ダリウォール(Dr. Gurpreet Dhaliwal)先生をお招きし,診断学セミナーを行いました.参加者は本学の学生さん,研修医はもちろん,関東からの学生さん,研修医さんもいらっしゃいました.
 症例検討は,6症例(1例は本学5年生,4例は松村,1例は山岸教授が呈示)を行いました.診断は最後まで明かさない形式でしたが,ダリウォール先生は,全ての症例において,病歴,身体所見の情報から,理論的に診断に至る過程を見事に披露してくれました.さらに,講演では,診断の過程,expertの域に達するには何が必要か,わかりやすく,説得力のある講演をされました.以下は参加者の感想です.

 昨日、今日ととても有意義な日々を過ごせました。先日の勉強会に参加することができ、本当に貴重な体験をしました。ダリウォール先生が実に明解に、論理的に、エレガントに症例の真相に迫っていく姿に憧れるともに、ユーモア溢れる松村先生の日本語訳を聞くのがまた、楽しくて仕方ありませんでした。

昨年から1年経った今、昨年に比して非常にケースの波に乗りながら理解してゆくことができ、非常に楽しかったです。そして、今回はオプショナルのレクチャーで、expertになるには?などといった、ズバッとしたタイトルのものがあり、本当に刺激になりました。彼が良き匠であり、更にそのような道に通ずるための哲学を語って下さることに、大変感動致しました。何より彼のステキなお人柄を感じさせられました。また、その後のケースにそういう観点に視点をおきながら、臨むこともでき、更に面白いものになりました。もう1ケースあっても良かったなぁ、と最後は少々物足りない気分にさえなってしまいました。
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 来年も招聘する予定です.お楽しみに!!
リウマチ・膠原病内科
松村正巳

2009年6月18日 (木)

第69回アメリカ糖尿病学会(ADA Scientific meeting)

第69回アメリカ糖尿病学会(ADA Scientific meeting)へ参加し、奮闘して来ました。

ADAは糖尿病の世界では最大級の学会で、毎年高いレベルの発表がなされることで注目を集めています。本年も去る6月5日から9日までニューオリンズで開催され、私、八木邦公を筆頭に、山秋直人先生、伊藤直子先生、森由紀子先生の4名で参加してきました。さすがに今年はインフルエンザの影響で日本人の参加や発表の辞退が多く、例年の“立錐の余地なし”という状況程ではなかったのですが、むしろその分空間的にもスケジュール的にも余裕がありました。
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写真:ニューオリンズはいつも賑やかです。

今回は研究室の演題として3題が採択され、ベイラー医科大学に留学中の中條大輔先生の演題を合わせて、4題の発表でした。私は、JAPAN-ACSスタディのサブ解析を発表しました。これは糖尿病患者の冠動脈リモデリングにはRAS系阻害剤、特にACEIが有効に作用するとの結果得たもので、先の日本糖尿病学会総会の発表で注目された演題でもあります。山秋直人先生はフィブラート薬剤のうち、Bezafibrateがアディポネクチン上昇作用が強いとの成績を示しました。伊藤直子先生はCETP欠損症例でのアディポネクチンとHDLの関係についてで、アディポネクチンがインスリン抵抗性改善を介してHDLを上昇させる効果はCETP程強くはないことを確認しています。中條先生は留学先の膵島移植免疫についての正常人での検討で、1型糖尿病において膵島破壊につながるとされるTリンパ球が実は正常人にも認められる事を示しました。
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写真:ポスター発表でしたが、大変緊張しました。

さて、本会の目玉は何と言っても6月8日に発表された、BARI-2D trial(The Bypass Angioplasty Revascularization Investigation (BARI) 2 Diabetes)でしょう。無症候性糖尿病で冠動脈造影の判断から、血管形成術が必要となった症例においては、内科治療、血管形成術でも生命予後や死亡率では差が付かなかったという発表で、血糖管理内容でも差が付かなかった事から糖尿病専門医が単なる血糖調節医であってはならない事や、冠動脈疾患治療における糖尿病専門医による心血管病変管理の比重が高まる事を示しています。
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写真:話題のセッションは大変な賑わいでした。

ここ数年ADAの方向性について“基礎に偏り過ぎている”との批判があったのですが、今年はバランスがよく臨床についてもこれからの方向性がはっきり示されている会になっていました。今回は朝5時から夕方6時まで学会に参加し、非常に有意義な時間を過ごせました。また、糖尿病専門医も“心血管専門医として進化”する必要があることを明確に示した学会でもありました。これは、筆者が糖尿病と関わり始めた時から、目指してきたもので、改めて意を強くした次第です。
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写真:我が家の糖尿病専門医(志望も含む)集団

2009年6月 8日 (月)

Echo Kanazawa 2009

Echo Kanazawa 2009は盛会裡に終了しました。御礼申し上げます。

Echo Kanazawa 2009は盛会裡に終了しました。今回で第4回目となりましたEcho Kanazawa 2009は5月30、31日の2日間、北は北海道から南は九州福岡まで、計402名の皆様にご参加頂き、無事終了しました。折からの新型インフルエンザ流行の影響が心配されましたが、幸い石川県での新規発生もなく、開催にこぎつけることができました。石川県庁近くの地場産業展示館本館の大会議室は終始、参加者で埋めつくされ本会への期待の大きさを物語っておりました。
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恒例の会場となりました、地場産業展示館。金沢駅からは少々距離がありますが、駐車場の問題などを考えますと、現在のところ一番利便性が高いと考えております。
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会場を埋め尽くした参加者の皆様。開始から終了まで聴講者が殆ど減らないのが、Echo Kanazawaの特色です。また、ライブ企画では、実際の症例を、現場の技師、医師の手により心エコー画像をその場で再現する醍醐味を存分に味わって頂けたのではないかと思っています。
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会場正面に設置されました、特設心エコー検査場(左)で実際の症例診断を進めました(右)。
更に、関係各方面の多大なご協力も得ることができましたのも、実のある講習会になった要因でございます。
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講習会講師、座長をお願いした、金沢大学循環器内科の高村雅之先生(左)と藤野陽先生(右)
来年もEcho Kanazawa 2010を2010年6月26、27日に渡って開催予定しております。参加頂く皆様の御所属からも、Echo Kanazawaが全国的にも益々注目されつつあることが窺えます。皆様方のご意見、ご希望をお伺いし、より実のある講習会に育て上げたいと願っております。ご期待ください。


2009年6月 1日 (月)

大学院生・循環器内科土田真之先生の論文

当科大学院生・循環器内科土田真之先生の論文が、北陸中日新聞の第一面を飾りました。

2009年5月28日は私ども教室員にとって、忘れがたい日となりました。当科大学院生で現在厚生連高岡病院循環器内科で活躍しています、土田先生の顔写真が同日の北陸中日新聞の第一面を飾ったのです、(http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2009052802000157.html)。時勢が時勢だけに、これをご覧になった瞬間、「ドキッ」とされた皆様も大勢いらしたことと思います。筆者も事前通知のない、第一面の記事だけに少々驚いた次第です。さて、既にお知らせしておりますように、この度日本循環器学会誌Circulation Journalに掲載された能登半島地震と循環器疾患に関する内容を要約したものですhttp://www.jstage.jst.go.jp/article/circj/advpub/0/advpub_0905070356/_article。大規模災害に対する、県民、国民の意識の高さを推し量ることができますと共に、本記事を掲載されました北陸中日新聞社に心より敬意を表します。
「tsuchida.pdf」をダウンロード

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