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2008年11月

2008年11月27日 (木)

論文採択

動脈硬化研究室の土田真之大学院生の論文がCirc J誌に採択されました。

Marked Aortic Valve Stenosis Progression After Receiving Long-Term Aggressive Cholesterol-Lowering Therapy Using Low-Density Lipoprotein Apheresis in a Patient With Familial Hypercholesterolemia.

Masayuki Tsuchida, Masa-aki Kawashiri, Hayato Tada, Mutsuko Takata, Atsushi Nohara, Hidekazu Ino, Akihiro Inazu, Junji Kobayashi, Junji Koizumi, Hiroshi Mabuchi, Masakazu Yamagishi

静脈グラフトを用いた冠動脈バイパス術後、LDLアフェレーシスを用いた積極的コレステロール低下療法を行われ、静脈グラフトを含めた冠動脈病変は20年間にわたり不変であるにも関わらず、外科的治療が必要な大動脈弁狭窄症が進行した家族性高コレステロール血症の症例報告です。大動脈弁狭窄症に対するコレステロール低下療法の有効性に関しては、全く逆の二つの学説があります。大規模臨床試験から得られる知見も重要ですが、たった一例の綿密な症例の観察からも真実を見出すことができる典型のような論文であり、価値があります。

2008年11月18日 (火)

アメリカ心臓協会年次学術集会参加速報

 2008年のアメリカ心臓協会年次学術集会(AHA)が11月8日から12日まで、ルイジアナ州ニューオリンズで開催されました。既にお伝えしていましたように、金沢大学循環器内科関連から計10題の演題が発表されました。

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今回の会場となったニューオリンズ会議場。

 ニューオリンズは数年前のハリケーンによる災害から殆ど立ち直ってはいましたが、折からの金融破綻に端を発した経済不況のためか、参加者がかなり減少した印象でした。特にヨーロッパからの参加者の減少が顕著だったようです。 

 学会プログラムとは別に開催されましたMeet the Specialistと呼称するサテライト講演会では、山岸正和循環器内科教授の座長により、Deedwania教授(カリフォルニア大学サンフランシスコ校教授)による「心不全にたいするスタチンの効果」に関する話題提供がありました。日本からも50名近くの参加があり、スタチンの心不全に対する効果について論議が交わされました。

Fig2
Meet the SpecialistでのDeedwania教授と山岸教授。

 一般演題発表を紹介しますと、今回が初の海外デビューとなった多田隼人先生(循環器内科大学院生)は、常染色体劣勢遺伝形式をとる高コレステロール血症の話題発表を、口述講演で切れのいい英語を駆使して落ち着いてこなしました。
Fig3
多田先生は事前の練習以上の力を発揮しての発表でした。

 ポスター発表となった、舛田英一先生(循環器内科助教)、野原淳先生(脂質講座助教)も、相次ぐ質問に的確に反応して、周囲を驚かせました。
Fig4
いつもながら、堂々と落ち着いての発表をこなした野原先生

 海外に留学中の今野先生(ハーバード大学)も早速、口述講演に指名され、心筋の線維化に関わる新分子の発見を披露しました。

Fig5
口述講演する今野先生

 共同研究発表も相次ぎ、国立循環器病センター研究所の阪本英二先生(バイオサイエンス部室長)による、動脈硬化発症・進展関連因子として注目されますEphrin/Eph分子の分布・機能解析には多数の質問者が訪問し、内容の充実さが窺えました。

Fig6
従来より共同研究を進めています、国立循環器病センター研究所の阪本英二博士も新しい分子機構の発見を力強く発表しました。

 こられに加えて、AHA常連の福井循環器病院からも複数の臨床関連の演題が発表され、大学のみならず、私たちのグループ全体のレベルアップが見られる学術集会となりました。既にお伝えしましたように、来年の日本循環器学会学術集会で私たちの仲間から4題ものシンポジウム・プレナリーセッション発表があることなど、今後の金沢大学循環器内科グループの発展にご期待ください。また、関連病院の先生方におかれましては、国内学会のみならず、AHAやアメリカ心臓学会(ACC)などへの積極的な応募を薦めて頂き、若い循環器内科医の力を試す機会として頂きます様、この場を借りてお願い致します。

2008年11月12日 (水)

POSに基づいた症例検討会のお知らせ

スタイン先生が金沢に来られます。


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Gerald Stein 先生
専門:総合内科、リウマチ・膠原病
日本での教育の経験が豊富で亀田総合病院で7年間の教育経験をおもちでいらっしゃいます。
Problem-Oriented Systemを用いた臨床教育には定評があります。

スタイン先生の臨床教育プログラム
シニアレジデント,学生が症例呈示します
12月8日(月)病棟9階カンファレンスルーム
10:30から症例検討1
13:30から症例検討2
15:30から症例検討3
18:30から別会場で関節リウマチの勉強会

理論的に患者さんの問題を解いてゆく、基本を学ぶことができます。
参加ご希望の方はお気軽に
リウマチ・膠原病内科 松村正巳(内線2253)
mmatsu@spacelan.ne.jpに連絡ください

2008年11月11日 (火)

ティアニー先生の教育セッション

ティアニー先生の教育セッションのレポート
さる11月7日,8日と金沢でティアニー先生の教育セッションをおこないました。北は青森,南は沖縄久米島から来られた方もいらっしゃいました。
ケーススタディを中心に,病歴,身体所見から診断に至る過程を勉強することができました。
参加された方々の感想です。

昨日は素晴らしいセミナーを開催していただき、本当にありがとうございました。ティアニー先生と松村先生のケーススタディを目の前で見ることができ、感激すると同時にたくさんのことを学ぶことができました。

お蔭さまで、かつてになく興奮してしまうほど熱い2日間となりました。本当の刺激を受けることができ、その上、これからの勉強方法に効果的に響いてくることと思います。

ティアニー先生のケースディスカッション、レクチャーともに得ることが多いです。研修医のときよりも理解力が上がった分、彼の凄さが一段と伝わってきますね!

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来年も企画します。ご期待ください。
金沢大学附属病院 リウマチ・膠原病 松村正巳

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